2010年09月22日

母・倒れる

あまりにシリアスで、こんな事を記事にすべきか迷ったけれど、
私の経験が誰かの役に立つかもしれない
誰かの命を救うかもしれない
そう思ったので報告します。



先週の水曜日、二世帯同居中の実父から電話がきた。
「お母さんが倒れたから早く来て!!」という内容。

お母さんって、ついさっきまでここ(1階)で娘や息子の相手をしていた?
明日から昔の仲間達と温泉旅行に行くって3階に上がっていった??
私の実母=子ども達の婆さんのこと???

何だかまったく訳がわからないけど、爺さんの慌てようが尋常じゃないので
大急ぎで3階に駆けつけた。
すると、キッチンに母がうつ伏せ気味に倒れている。
調理中のお鍋は火にかかったまま。
周りには切った茄子が散乱していた。

大急ぎで火を止めて、母に呼びかけても反応なし。
ゆっくり仰向けにしてみると、顔は土色、目は焦点を失い、まったく呼吸をしていない。
さすがに脈とる余裕はなかったけど、心肺停止状態ってことは一目でわかる。

119番通報をして戻ってきた父が心臓マッサージをはじめたので、私はそれに合わせて人工呼吸を開始。
心臓マッサージを20回やって、人工呼吸2回を救急車到着までずっとやり続けた
(正確には、心臓マッサージ30回で人工呼吸2回らしい。救急隊員の人もそうやっていた)。

完全に死にかけていた母だけど、心臓マッサージと人工呼吸をしている間は
何度か目を見開いたり、歯を食いしばったりしだした。まだまだ生きている!


心肺停止は世にも恐ろしい状態。
そのまま放置すれば、3分後には致死率50パーセント。
心肺停止後、蘇生措置をするのは、早ければ早いほどよい。

幸い、母が倒れた瞬間に父が同じ部屋にいて、私もすぐに駆けつけられたので
心肺停止から心臓マッサージ開始までは3分くらい。
父は元教員なので蘇生法の講習を受けていたらしいけど、
私は、何で人工呼吸なんてできたのかまったくわからない。
顎を持ち上げて気道を確保し、鼻をふさいで相手の呼吸に合わせてフー!フー!
医療ドラマなんかを見ていて何となくインプットされたのかな。

最近は人工呼吸不要論というのが支持をあつめだし、
人工呼吸はしなくても蘇生率はほとんど変わらないというデータもあるらしい。
1人しかいないときは心臓マッサージをしっかりやっておけば大丈夫。

「心臓マッサージは、倒れている人の胸の真ん中(乳頭と乳頭を結ぶ線の真ん中)に
手のかかとの部分を重ねてのせ、肘を伸ばしたまま真上から強く(胸が4〜5センチ程度沈むまで)押してくださ
い。押した後には瞬時にその力を緩めますが、手が胸の真ん中から離れないよう、ずれないようにします。
これを1分間に約100回の速さで繰り返し続けます。」

とある。さらに詳しくはコチラ ↓
http://www.jhf.or.jp/aed/massage.html

秒間100回って言われても全然ピンとこないけど、
『世界にひとつだけの花』を歌いながらやると、ほぼ秒間100回のスピードになるらしい。
あの歌が救命ソングとは、全然知らなかった。

母が病院に運び込まれた後、私と父は、
「とにかく、やれることはすべてやった」という妙な満足感があった。
百戦錬磨の大学病院ICUのドクターに
「心肺停止で運び込まれた当日に、こんなに冷静で落ち着いているご家族ははじめてです」
とビックリされた所以はここにあると思う。

子どもたちは、ちょうどイナズマイレブンという番組をみはじめたところで、母が運び出されるまでずっとテレビを観ていた。

私が3階にあがるとき娘がぐずっていたら・・・と思うとおそろしい。
父が軽井沢の山小屋に行っていなくて本当によかった。
私が仕事から帰ってきた後で本当によかった。

母の強運を信じて、あとは天命を待つのみ。



「この記事、ちょっと役に立ったな〜」と思った方はポチッとお願いします。↓
   にほんブログ村 子育てブログ 育児グッズへ    banner_02.gif   
posted by まめつぶ at 19:48| Comment(7) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
最近しばらく更新がなかったので、もしかして何かあったのかしらと思っていたところでした。びっくりしましたが、冷静な御対応、自分は出来るだろうかと思いました。一日も早いご快癒を願っております。
Posted by しんらママ at 2010年09月22日 22:11
読み進めるのが怖かったのですが、お父様とまめつぶさんの冷静で的確なご判断に感心いたしました。
一日も早くお元気に退院されますように。神様のお守りをお祈りしています。ご家族の方もご心配でお疲れになるかと思いますが、頑張って下さい。
Posted by 花蓮 at 2010年09月22日 22:26
以前、ちょっとコメントさせて以来時々覗いていたんですが・・・。

とてもとても大変でしたね。実はうちも3週間ほど前にちょうど夫が交通事故にあい、真夜中に大学病院に呼び出されて恐ろしい思いをしたばかりで…他人事とは思えません。
人生何が起こるか分からないと思っていましたが、この記事を見て心臓マッサージも叩きこんでおこうと心に決めました。

お母様、どうかどうか快方に向かわれますようにお祈り申し上げます。
まめつぶさんやご家族の方も心労がたえないと思いますがおからだの方ご自愛くださいね。
Posted by ゆき at 2010年09月22日 23:58
こんなときにはじめまして、なのですがコメントさせてください。
ソーイングきっかけでこちらを訪れ、以来1年近くずっと楽しみに拝見させていただいておりました。
ここ最近更新がないので、何かあったのかしら?と変に気になって
この時間に覗いたところ、この記事で大変びっくりしております。

お母様のご回復を心よりお祈りしています。
Posted by そら at 2010年09月23日 04:30
子育てグッズを検索していてこちらにたどり着いて以来、更新を楽しみに覗かせていただいてました。
まめつぶさんとお父様の適切な対処が実を結んで、お母様が一日も早く回復されることをお祈りしています。
Posted by そりまち at 2010年09月24日 01:14
>そら さま

はじめまして!
励ましのコメント、本当にありがとうございます。
おかげさまで、母は、少しずつですが、確実に元気になっています。
さすがにミシンをやる気になれなかったのですが、
私も創作意欲が戻ってきました!
これからもよろしくお願いします〜。
Posted by まめつぶ at 2010年09月27日 00:34
>そりまち さま

コメントありがとうございます!!
そのうちブログ名が「こだわり出産・育児・介護グッズ」になりそうです。
本当にビックリしましたが、今はもう大丈夫です!!
温かい励ましのお言葉、本当にありがとうございます!
育児グッズもどんどん紹介しますね!
最近、完全にハンドメイドブログになっているので・・・。
Posted by まめつぶ at 2010年09月27日 00:37
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。